
コンクールと言えば審査員や観客に自分の演奏をアピールすることが大事ですよね。
技術はあるけれど表現力が足りない、表現力はあるけれど技術が足りないなど人それぞれ悩みがあるでしょう。
コンクールで高い評価を得るには技術的にも表現的にもそれぞれ演奏者に合った選曲が必要です。
コンクールに出ようと思っているが何を弾くか決められないという方は参考にして下さい。
バイオリンコンクールでオススメの曲ランキングTOP10!
コンクールで使われやすい、または魅力的な曲を紹介していきます。
基本的に無伴奏以外はオーケストラと演奏しますが、全国大会で上位に残らないとオーケストラとの共演は出来ません。
コンクールへの参加はピアノ伴奏で行います。
バイオリンコンクールでオススメの曲10位 バイオリン協奏曲第3番ト長調/モーツァルト
小~中学生に薦めたい1曲です。
モーツァルトは粗が出やすいため、的確に弾くことが求められます。
1楽章から3楽章までありますが、その中でも1楽章または3楽章が良いでしょう。
バイオリンコンクールでオススメの曲9位 序奏とロンドカプリチオーソ/サンサーンス
バイオリン奏者サラサーテのために作られた曲です。
サラサーテはバイオリンの名手であるため、この曲にも超絶技巧がいくつか出てきます。
最初はおとなしく始まりますが徐々にわくわくした気分になり最後はアルペジオからのカデンツァとたたみかけます。
聴いている側も弾いている側も興奮できること間違いなしです。
バイオリンコンクールでオススメの曲8位 スペイン交響曲/ラロ
この曲は交響曲となっていますが実際にはバイオリン協奏曲だと言えます。
スペインというだけあってラテンを感じさせる曲調となっています。
力強く情熱的な演奏を得意とする方におすすめです。
技術的にも中~高レベルが要求されます。
バイオリンコンクールでオススメの曲7位 バイオリン協奏曲ニ短調第1楽章/シベリウス
静かで繊細なピアノ伴奏から始まり徐々に力強くなっていく出だしが魅力です。
シベリウスは北欧の作曲家であり、技巧だけではなく北欧の雰囲気を出しつつ演奏する表現力が求められます。
技術的に十分であってもこの曲の味を出せるのは高校生以降ではないでしょうか。
バイオリンコンクールでオススメの曲6位 バイオリン協奏曲第1番/ブルッフ
地方コンクールの小中学生課題曲や発表会で良く目にする曲の1つで、ブルッフの代表作でもあります。
1楽章では最初のバイオリン独奏部分でいかに観客・審査員を惹きつけられるかが勝負といってもいいでしょう。
バイオリンコンクールでオススメの曲5位 バイオリン協奏曲ニ短調作品35 第1楽章/チャイコフスキー
頭に残るメロディーが何度も登場するため、バイオリン未経験者でも聴いたことがあるのではないでしょうか。
また、この曲には他の協奏曲に比べバイオリンが先導、メインなイメージがあります。
最後の方にはカデンツァもあり、自由に自分の魅力・曲の魅力を表現することが出来ます。技術を要するため高校生以降におすすめです。
バイオリンコンクールでオススメの曲4位 バイオリン協奏曲ホ短調第1楽章/メンデルスゾーン
3大バイオリン協奏曲の1つと言われています。
この曲もほとんどの人が聴いたことがあるでしょう。
発表会でも良く弾かれる曲です。
3大バイオリン協奏曲というだけあってある程度の技術が必要となるため中学生以降がおすすめです。
2楽章への導入も素敵ですよ。
バイオリンコンクールでオススメの曲3位 無伴奏パルティータ3番プレリュード・ロンド/バッハ
名前の通り無伴奏なのでピアノと合わせることがありません。
伴奏の先生が見つからなかったり、ピアノに引きずられて失敗したくなかったりする方は無伴奏に挑戦してみるのも良いかもしれないですね。
無伴奏パルティータ3番は7つに分かれていますが、時間制限の関係上プレリュードのみまたはプレリュードとロンドを弾くことをおすすめします。
小中学生向けです。
バイオリンコンクールでオススメの曲2位 24の奇想曲第24番/パガニーニ
この曲も無伴奏曲となります。
最初に主題があり、11個の変奏、終曲という流れになっています。
技巧のための曲と言ってもいいほど超絶技巧がたくさん出てきます。
オクターブ、アルペジオ、ピッツィカートなどです。
技術レベルが高く予選の曲を探している人に向いているでしょう。
この曲が弾ければ周りとの差も付けやすいと思いますが、他の曲より感情に訴えかける表現面に劣るところがあるので全国大会での本選にはお勧めしません。
バイオリンコンクールでオススメの曲1位 バイオリン協奏曲3番/サンサーンス
第9位で紹介した序奏とロンドカプリチオーソと同じ作曲家です。
1楽章と3楽章のどちらかを弾くことをお勧めします。
いずれにしても出だしをしっかりと力強く決めることが大事です。
序奏とロンドカプリチオーソに比べ演奏技巧を必要としないため、中学生以降ならば一通り弾けるでしょう。
ある程度の技術を見せつつ音楽を表現していくことが重要です。
まとめ
以上がバイオリンコンクールでオススメの演奏曲10選!~選曲で悩む方へ~でした。
もう一度まとめると、
10位 バイオリン協奏曲第3番ト長調/モーツァルト
9位 序奏とロンドカプリチオーソ/サンサーンス
8位 スペイン交響曲/ラロ
7位 バイオリン協奏曲ニ短調第1楽章/シベリウス
6位 バイオリン協奏曲第1番/ブルッフ
5位 バイオリン協奏曲ニ短調作品35 第1楽章/チャイコフスキー
4位 バイオリン協奏曲ホ短調第1楽章/メンデルスゾーン
3位 無伴奏パルティータ3番プレリュード・ロンド/バッハ
2位 24の奇想曲第24番/パガニーニ
1位 バイオリン協奏曲3番/サンサーンス
今回紹介した曲の他、紹介出来なかった楽章や他の有名な協奏曲もあるので是非実際に聴いてみてください。
自分の演奏スタイルに合う曲を見つけることが出来ると良いですね。
コンクールへ出ようと考えている方、頑張ってください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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